2002年04月10日
伊藤忠商事株式会社
デジタルアーツ株式会社

伊藤忠商事とデジタルアーツ、Webフィルタリングソフトをアジア展開
2002年4月、「i-Filter BE-i」をシンガポールから販売開始

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:丹羽 宇一郎、以下伊藤忠商事)と、Webフィルタリングソフトメーカーのデジタルアーツ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ)は、インターネット上の有害サイト等へのアクセスをブロックするWebフィルタリングソフトをアジア各国に向けて大規模に販売展開することで合意し、その第一弾として、2002年4月よりシンガポール国内の販売を開始いたします。

伊藤忠商事では同社の海外ネットワークのひとつであるITOCHU ASIA PTE,LTD.を基軸に、デジタルアーツのWebフィルタリングソフト「i-Filter BE-i」をアジアに向けて展開する予定で、初年度はシンガポールなどを含め、アジア地域での売上高2億円を見込んでいます。今回販売を開始するシンガポールには、本国の企業のみならず、国際的な大企業のアジア拠点が集中しているため、学校マーケットとあわせて高い需要が望めます。

今回シンガポールで販売するのは主に企業、学校向けのフィルタリングソフトで、現状使われている同種のソフトと比較した場合、「i-Filter BE-i」は独自の豊富なブラックリストに加えて語句/単語でのブロック方式も採用しているため、各国の新しいサイトにも即対応でき、より高い精度でのブロックが望めます。加えて使用者によるカスタマイズが可能で、業務への支障をきたさないよう配慮されているのも特長です。

また、教育現場におけるフィルタリングでは、日本国内においても「i-フィルター」は日本PTA全国協議会の推薦を受けるなど高い評価を得ており、そのノウハウを活かして学校授業等での円滑なインターネット利用を支援します。日本以上にインターネット利用が進むアジア圏において、企業、学校でのWebフィルタリング機能は必須であり、伊藤忠商事とデジタルアーツでは、今回の「i-Filter BE-i」発売で、各国でのインターネット文化により一層貢献できるサービスを提供していきます。

デジタルアーツのフィルタリングソフト「i-フィルター」は、これまで自社独自開発の利点を生かし、国内市場に向けて高い精度と迅速なサポートを提供してきました。日本を除くアジア圏の市場で展開されているのはその殆どが欧米メーカーであり、同じダブルバイト文化圏のメーカーとして、同社のこれまで築いてきた豊富なノウハウを活かし、日本語のみならず中国語、英語に対応した信頼性の高いフィルタリングサービスをアジア市場においても実現してまいります。

「i-Filter BE-i」概要

  • フィルタリング方式:PICS、ブラックリスト、語句/単語、ホワイトリスト
  • ブラックリストのカテゴリ:セックス、ヌード、暴力、カルト、語句/単語、ギャンブル
  • 対応OS:Linux、Solaris
  • ブラックリスト対応言語:英語、中国語(繁体、簡体)、日本語
  • ※ 「i-Filter BE-i」は、現在日本で発売されている「i-フィルター Business Edition Ver.3」と同様の機能を、英語のインターフェイスにて提供します。

以上