2003年10月14日
デジタルアーツ株式会社
デジタルアーツ、Webを介した情報発信もコントロールする
Webフィルタリングソフトを開発
「i-フィルター® Business Edition Ver.5」
2003年11月発売
フィルタリングソフトメーカーのデジタルアーツ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ)は、同社の開発するビジネス向けWebフィルタリングソフトの最新版「i-フィルター Business Edition」Ver.5を、2003年11月28日より販売開始いたします。
近年Webを介した情報漏洩等の危険性が問題になるにつれ、掲示板やWebメールなど参加型のサイトからの情報漏洩や、社員の私的あるいは不注意な書き込みによる企業の信用低下などを防止する目的でWebフィルタリングソフトの需要が伸びております。しかし、これまでのWebフィルタリングソフトの対応状況では、「情報を収集するためには閲覧もしたい。ただしそこから生じる情報漏洩や不用意な送信は防止したいのでやむなく閲覧も制限しなければならない」という問題点がありました。その不満を解消するためには、URLフィルタリング以外の高額なソリューションと組み合わせたり、URLフィルタリングの機能をあきらめたりしなければならない、というのが現状でした。
そこで、今回発売の「i-フィルター Business Edition」Ver.5では、価格はVer.4から据え置きのまま、従来の「閲覧を遮断する」機能に加え、「情報収集のための閲覧は許可しつつも、クライアント側からの情報発信はストップする」という「発信制御機能」を搭載いたしました。
発信制御機能の一つ、書き込み制御を行う新機能「POSTフィルター」は、あらかじめ転送バイト数をカテゴリごとに設定しておき、その許容範囲内で通信を行うものであり、Web上でやり取りされる情報管理において有効なソリューションとなっています。また、もう一つの新機能「リクエストフィルター」では、ブラウザから発信される情報を細かく制御でき、Cookieの制御、各種リクエスト情報の詳細なフィルタリングなどが可能となっております。その結果、今回のバージョンアップによって全体的に情報セキュリティに関する機能が大きく向上することとなりました。もちろん、閲覧する必要のないカテゴリに関しては閲覧そのものを遮断することができ、従来版よりもさらに多様かつ柔軟なアクションが取れるようになっています。
「i-フィルター Business Edition」Ver.5追加機能
- 情報の発信を、転送バイト数によってカテゴリ別に制御可能なPOSTフィルター機能
- ブラウザからの発信情報を詳細に条件付けしてフィルタリングするリクエストフィルター機能
- アルゴリズム強化によるフィルタリングDB精度の強化
- 設定画面での複数サーバ一元管理を可能にし、大規模環境でのユーザビリティを向上
- ブロック・スルー・警告など、フィルタリングアクションの多様化
- 54種類に区分されたフィルタリング対象カテゴリと、8種類※のユーザー定義リストを用意
- 無償で付属するレポートソフト「i-フィルター Reporter」の大幅機能アップ
- 他 各種マネジメント機能を強化
- ※主管理者4種類、その他管理者4種類計8種類が1つのグループに対して設定できる
対応OS
Windows版 | MicrosoftR Windows 2000 Server Windows Server 2003 Standard Edition(各日本語版) |
---|---|
Linux版 | Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1 Red Hat Linux 9.0 |
Solaris版 | Solaris 8 Solaris 9 |
参考価格
- 新規購入500ライセンスの場合
-
1,123,000円
「i-フィルター Business Edition Ver.4」からのアップグレードは無償となります。
以上