2004年01月27日
デジタルアーツ株式会社
サーバを持たない小規模オフィスのためのWebフィルタリングサービス
プロバイダ経由で提供する企業向け「i-フィルター Active Edition」を開発
フィルタリングソフトメーカーのデジタルアーツ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ)は、同社の開発するインターネットサービスプロバイダ(ISP)向けWebフィルタリングソフト「i-フィルター Active Edition(アクティブエディション)」を、小規模オフィス向けにカスタマイズして、2004年1月末より、小規模事業者を対象としたサービスを展開するISPに販売を開始いたします。
企業における私的インターネット利用は、情報漏洩や悪質なウェブサイト閲覧などの、さまざまな危険を伴うものであるとして問題視されています。大企業を始めとする企業、官公庁では、セキュリティの一環としてフィルタリングソフトの導入が進んでいます。ただし、企業用のフィルタリングソフトはデジタルアーツの企業向け「i-フィルター」をはじめ、サーバにインストールするタイプが主流であり、サーバを持たない小規模環境では、個人向けのフィルタリングサービスを利用するという対策が一般的でした。
マルチユーザーフィルタリングが可能な「i-フィルター Active Edition」は、これまで大手プロバイダなどから主に家庭向けに提供されていましたが、「プロバイダ経由で法人向けフィルタリングサービスを利用したい」という中小企業のニーズを汲み取り、このたび法人向けにカスタマイズしたものを提供開始することとなりました。
これにより、数名~数十名規模の、プロキシサーバを用いない環境の企業でも、詳細なフィルタリングが可能となります。
デジタルアーツでは、企業向けにカスタマイズした「i-フィルター Active Edition」を、2004年3月末までにISP3社に提供・サービスインを目指します。
「i-フィルター Active Edition」主な機能
「i-フィルター Active Edition」主な機能
- 制限可能なカテゴリ32種類(セックス、ヌード、暴力、出会い、など)の最新データとの照合で閲覧を遮断
- 時間制限機能によりインターネット自体の利用時間を制限
- ログ表示機能で、表示したサイトとブロックされたサイトを明示
- Windowsのマルチユーザー対応により、使用者一人一人のアカウントごとに異なる設定を反映
- 自動アップデート機能
今回企業向けに新たに追加した機能
- 簡易設定モード
初めてフィルタリングソフトを使うユーザーにも配慮し、強度を4種類に分類。危険を回避するための最低限のフィルタリングから、私的閲覧の規制まで、大まかな目安をシステム的に用意しました。 - ブロック解除機能
業務によっては閲覧が必要なページもあります。そのような場合に、該当する端末の閲覧を一時的に解除可能にすることが可能。 - インポート/エクスポートツール
一度設定した内容を、複数のユーザーに反映させるツールを標準付与。サーバにインストールして一元管理できない環境でも、設定作業の負荷を軽減します。
「i-フィルター Active Edition」動作環境
- OS
Microsoft Windows 98 /
Windows 98 SE /
Windows Me /
Windows 2000 Professional /
Windows XP Home Edition /
Windows XP Professional
(各日本語版)
設定画面の一部
以上