2004年02月24日
デジタルアーツ株式会社
「i-フィルター Business Edition」最新版がICAPに対応
飛躍的に高速化した「i-フィルター Business Edition ICAP Ver.5」発売
フィルタリングソフトメーカーのデジタルアーツ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ)は、ビジネス向けWebフィルタリングソフトの最新版「i-フィルター Business Edition」Ver.5の新しいラインナップとして、ICAP※1に対応した新製品「i-フィルター Business Edition ICAP Ver.5」(以下i-フィルター BE ICAP Ver.5)を2004年2月27日より販売開始いたします。
インターネット掲示板やWebメールなど参加型のサイトからの情報漏洩等の危険性が問題になっている現在、会社のサーバを介した私的インターネット利用を抑制するためにフィルタリングソフトを導入する企業が増えています。また、インターネット上のリッチコンテンツの増大に伴い、大規模な環境を中心に、キャッシュサーバを利用する企業も多くなっています。「i-フィルター BE ICAP Ver.5」は、ICAP対応のキャッシュサーバと連携し、従来の環境を崩すことなく導入可能なフィルタリングソフトです。
このたび発売する「BE ICAP Ver.5」は、掲示板などへの書き込みを制御するPOSTフィルター機能など、最新版「i-フィルター Business Edition」Ver.5(プロキシタイプ)の機能をほぼ全て網羅しながら、キャッシュサーバとの連携により、プロキシ版よりも高速で無駄のないパフォーマンスを実現します。従来のプロキシ版も、バージョンアップにより「i-フィルター」単体で秒間2,000リクエスト程度を処理可能なまでに高速化を果たしていましたが、ICAP版はさらに、「i-フィルター」単体で秒間最大10,000※2のICAPリクエストを処理する、という驚異的な数字を記録しております。これは、理論上では数万人規模の環境でも「i-フィルター BE ICAP Ver.5」単体で処理が可能であるという数値であり、今後のキャッシュサーバの性能向上を見越した高速設計となっています。「i-フィルター BE ICAP Ver.5」とICAP対応キャッシュサーバを組み合わせることで、大企業を中心とする導入企業におけるシステムの簡素化、管理コスト削減およびセキュリティのさらなる向上が期待できます。
デジタルアーツでは今回の「i-フィルター BE ICAP Ver.5」を含め、精度の高いフィルタリングを、回線速度の進化に十分耐えうる高いパフォーマンスで提供するための製品開発を今後も続けていきます。
- ※1.ICAP(Internet Content Adaptation Protocol)は 、Network Appliance社 とAkamai Technologies社とが主体となって標準化を進めているプロトコルで、インターネットへのゲートウェイとして設置されたキャッシュサーバをハブとして、様々なコントロールや新しいサービスを可能にするもの。
- ※2.実使用環境では、連携するハードウェア、システム構成に依存します。
- 日本ネットワーク・アプライアンス株式会社
市場開発本部長 山田 秀樹 様 - 日本ネットワーク・アプライアンスは、「i-フィルター Business Edition ICAP Ver.5」の発表を歓迎いたします。同製品のリリースは、コンテンツフィルタリングのパフォーマンス向上につながり、市場のニーズに応えるものであると確信しております。今後は、本製品を当社ICAP対応キャッシュサーバ「NetCacheR」と連携させることで、システムの簡素化、管理コスト削減および高度なセキュリティを顧客企業に提供して参ります。
- ブルーコートシステムズ株式会社
セールスマネージャー 小林 容樹 様 - 多くの企業がインターネットを使ってコミュニケーションを行うようになるにつれて、Webブラウザは急速にミッション・クリティカルな情報やコミュニケーションに対する共通の窓口となってきています。「良い」従業員がインターネット上で、「悪い」ことを行わないように適切にコントロールできるBlue Coat SystemsのProxySG(tm)シリーズとデジタルアーツのi-フィルター Business Edition ICAP Ver.5をICAPで連携することにより、より安全で生産性の高い環境を提供できることを期待しています。
- 富士通株式会社 アウトソーシング事業本部
インターネットソフトウェア部長 田澤 和彦 様 - 富士通は、「i-フィルター Business Edition ICAP Ver.5」の発表を歓迎いたします。本製品と、当社のICAP対応キャッシュサーバ「ETERNUS NR1000C series」との連携により、Web利用の無駄なトラフィックを軽減させ、企業、官公庁におけるインターネット利用の最適化、情報漏洩等のトラブル防止が可能になると確信しております。今後もデジタルアーツ株式会社様と協力し、お客様に対してより高品質なセキュリティソリューションを提供していきたいと考えております。
「i-フィルター Business Edition ICAP Ver.5」製品概要
- 発売日:2004年2月27日
- 価格:ライセンスにより異なります。
[参考価格] 1,528,000円/1000ライセンス
詳細はこちらをご覧ください。 - 対応OS:
- Linux:
Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1
Red Hat Linux 9 - Solaris:
SPARC Solaris 8
SPARC Solaris 9
- Linux:
- 対応キャッシュサーバ:
NetCache
ETERNUS NR1000C series
Blue Coat Systems製品のSGOS搭載機 - 主な機能:
- ICAPに対応したURLフィルタリング
- 情報の発信を、転送バイト数によってカテゴリ別に制御可能なPOSTフィルター機能
- ブラウザからの発信情報を詳細に条件付けしてフィルタリングするリクエストフィルター機能
- 複数サーバ設定同期管理を実現し、大規模環境でのユーザビリティを向上
- ブロック・スルー・警告など、フィルタリング時の多様なアクションによる柔軟な運用が可能
- 4種類に区分されたフィルタリング対象カテゴリと、各種ユーザー定義リストを用意
以上