2004年07月22日
デジタルアーツ株式会社

デジタルアーツ、アッカ・ネットワークス等6社と、
有害サイトへのアクセスを制御しながら
eラーニングを行える環境を構築する
インターネット接続サービスの実証実験に参加

インターネット閲覧制御ソフトメーカーのデジタルアーツ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下デジタルアーツ)は、下記6社と協業し、Webフィルタリング付eラーニングインターネット接続サービスの実証実験を開始します。同実験は、未成年者による有害サイトへのアクセス等、昨今の社会的な問題に対し、フィルタリングソフトによって「安心してインターネットを利用できる環境」を提供しながら、その環境上で、遠隔個別指導などの高レベルのeラーニングサービスを実証検証するためのものです。また、9月よりWebフィルタリング付eラーニングインターネット接続サービスの環境検証ならびに遠隔個別指導eラーニングサービスの市場性についての検証を行ない、2005年以降の商用化を目指します。同実験は、新潟県の個別指導塾「森塾」※1の生徒に対して、約3ヵ月間に渡り、実施します。

今回デジタルアーツのほかに実証実験に参加する6社は、株式会社アッカ・ネットワークス(以下ACCA)※2、株式会社NTTPC コミュニケーションズ※3(以下NTTPC)、株式会社スプリックス※4(以下スプリックス)、株式会社ネクスターム※5(以下ネクスターム)、パイオニア株式会社※6(以下パイオニア本社)、株式会社ロジクール※7(以下ロジクール)です。

同実験においては、ハード機器とアプリケーションサービス、ならびにネットワークを一元的なサービスとして提供することで、安心してインターネットを楽しむことができる環境を実現します。当実験での各社の役割は以下の通りです。

  • ACCA:高セキュリティネットワーク
  • NTTPC:高セキュリティネットワーク
  • デジタルアーツ:国内最大手のノウハウを活かしたWebフィルタリングソフト
  • パイオニア:各家庭で利用するプラズマディスプレイ
  • ネクスターム:各家庭で利用するシンクライアント
  • ロジクール:各家庭で利用するWebカメラ
  • スプリックス:学校成績保証制度で培った独自カリキュラムによる遠隔個別指導eラーニングサービス

本件は、昨今社会的に問題となっている、未成年のインターネット利用の危険性に対し「未成年者が安心してインターネットを利用できる環境」を提供しながら、その環境上で、遠隔個別指導などの高レベルのeラーニングサービスを検証するための実証実験です。
安心してインターネットを利用できる環境の実現のために、まずはセキュリティ度合いが高いIP-VPNサービスにより、ハードディスクを持たないため故障が少なく設定変更が困難なシンクライアントを各家庭に設置し、ネットワーク化します。その上で、有害コンテンツへのアクセスを制限するWebフィルタリングソフトウェアをインストールしたサーバーを介しネットワークへの接続を行うことで、安心な環境を実現します。
また、上記に加え、家庭での使い勝手向上と教育環境目的のために、シンクライアントにWebカメラやプラズマディスプレイを組み合わせ、eラーニングサービスの実効性の検証を行うものです。

このように、今回参加する7社においては、「未成年者が安心してインターネットを利用できる環境の実現」に加え、その環境の上での教育ツールとしてのインターネットの利用など新たな教育インフラストラクチャーの実現可能性を検討します。

デジタルアーツでは、今回の実験に参加することで、日常生活の様々な局面において、安心してネットワークを利用できる環境作りとその可能性について研究を進め、Webフィルタリングのさらなる市場拡大を推進していきます。

※1 株式会社スプリックスが新潟県・埼玉県・東京都にて展開する、学校成績保証制度を導入した個別指導学習塾
※2 本社:東京都千代田区、代表取締役社長:坂田 好男
http://www.acca.ne.jp/
※3 本社:東京都港区、代表取締役:川守 祐市
http://www.nttpc.co.jp/
※4 本社:新潟県長岡市、代表取締役:平石 明
http://www.sprix.jp/
※5 本社:東京都港区、代表取締役:武田 佳一郎
http://www.nexterm.co.jp/
※6 本社:東京都目黒区、代表取締役社長:伊藤 周男
http://www.pioneer.co.jp/
※7 本社:東京都新宿区、代表取締役社長:青柳 マテウ
http://www.logicool.co.jp/

以上